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永瀬 義郎 / 馬来美人

SKU: C17244
価格 ¥153,000
作品
年代 : 昭和5年
サイズ : 33 × 24 cm
詳細 : -

ディレクターコメント
永瀬義郎は大正5年の日本版画倶楽部第一回展に「抱擁」というタイトルの木版画を出品した。日本版画倶楽部は永瀬、長谷川潔、広島新太郎の三人で結成され、第一回展は神田の万世橋倶楽部で行われた。大正8年に「髪」という題名の木版画が帝国美術院展で入選となる。大正12年以降、日本創作版画協会展や春陽会展を中心に作品を次々と発表、昭和4年に春陽会展で初めて賞を獲得。これを人生のひと区切りと考え、版画研究のためのフランス遊学を実施。昭和48年、従来のシルクスクリーンに改良を加えた独創的な版画技法「ナガセプリント73」を創り出した。この技法の特色は、平面的な刷りを行うシルクスクリーンを基礎としながらも、濃淡による遠近感の表現を可能にした。刷り上がった画面は油彩に近く、この技法によりオリジナルな発色を得ることに成功した。


Information
Date : 1930
Size : 33 × 24 cm
Detail : -
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